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道尾 秀介 著: 向日葵の咲かない夏 [読書(ホラー)]

道尾秀介 著: 向日葵の咲かない夏

ツタヤのランキングでも上位、ダ・ヴィンチでも取り上げられているなど、
注目はしていた。

しかし、上位にあがっている期間が長く、ついに購入してしまった。
内容を少し。

小学生の主人公が、友人の自宅に向かうと友人は首をつって自殺していた。
そんなところから、物語が急展開する。

そして、もう一段階・・・。

その友人が、なんと蜘蛛になり生まれ変わって、主人公の前に現れる。
まるで空想ホラー小説のような。

読み進めるうちに、容疑者らしき人物が複数挙がり、
奇想天外なキャラクターたち。

最終的には、主人公も疑いたくなる不気味な作品。
そう、終始、不気味な作品なのである。

描写ひとつひとつが気味悪い。
読み終わっても、ずっと印象に残っている、不気味で怪しい作品。

後味が非常に悪いが、ここまで強烈だとある意味おすすめ。

 

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: 文庫



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篠田節子を初めて読んで [読書(ホラー)]

篠田 節子 著 : 天窓のある家


表紙の解説、リアルに恐い短編集とはよく言ったものだ。

読んでみてその意味が理解できた。

篠田節子の本を読むのは、これが初めてである。

「女たちのジハード」などの代表作から、
どちらかというと、女性向けのイメージが先行していて、
手が出しづらかったのが実際のところだ。

本書も、短編の多くは女性が主役である。
手に取ったとき、さすがに迷った。

しかし、冒頭で述べた解説の一文に心動かされた。
文体的にも、僕に合いそうだし、新ジャンルに挑戦というのも悪くはない。

読み始めると止まらない。
しかし、あえて、一晩一篇(一物語)と決めた。

床につき、寝転がりながら読む。
一日のすべてのやるべきことを終わらせて、
眠る前のひと時の安らぎとでも言おうか。

ホラー小説なのに、安らげるのか?

そう、これはホラー小説なのである。
しかし、お化け的要素のホラーではなく、
現代的、現実的な身近な恐さ。

なるほど、だからこそ、眠る前でも読めるのか、
夜中起きてもトイレに一人で行けるのか、
シャンプーしている最中後ろが恐くないのか。


これがまた絶妙な面白さ。しかも恐さに説得力がある。
ホラーSF?ホラー小説?
ジャンルは難しい。

星新一氏のような、スケールの大きさもある。

短編のため、内容にふれると、これから読む楽しさに影響するといけないので、
あえてここでは触れない。

男性である僕でも面白いと思ったので、女性は特に面白いと思う。

ご結婚されている方や、30歳以上の方ならば、
本作品の主役を自分と重ね合わせることができ、より深く楽しめるかもしれない。

感想としては抽象的になってしまい、
この記事を参考にする要素には欠けているかもしれないが、
一度、手にとっていただけると幸いである。

天窓のある家 (新潮文庫)

天窓のある家 (新潮文庫)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 文庫



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