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イメージと本質とは [読書(エッセイ)]

唐沢 寿明 著:ふたり

本書が出版された当時は、唐沢 寿明が正直あまり好きではなった。
というのも、山口智子ファンであったから・・・。

唐沢 寿明というと、爽やか系の軟弱な、いけ好かない奴というイメージ
ところが、白い巨塔を見たとき、演技の巧さに驚き、
いっきにイメージが良いものへと変わった。

それ以来、この「ふたり」を読みたくて仕方がなかった。
出版後、だいぶ経つにも係らず未だに各方面で紹介されていることから、
ただの芸能本ではないことは、なんとなくわかっていた。

本書を読むと、当初の僕のイメージとの差、違いに驚く。
素顔の 唐沢 寿明 は、爽やかさとは程遠いクールさ、不器用さの塊である。
役者にこだわり、そのこだわりからつっぱってきた食えない時代。
少しずつ考えを変え、つっぱるのをやめ、イメージを作り、
苦悩し、やっとのこと成功していく様は、完全に僕のイメージを裏切った。
そして惹かれた。

書かれていることがどこまで真実かと言われると、僕にはわからない。
しかし、エッセイというにはもったいないほどのストーリー性があり、
また引き込まれるのは間違いない。

イメージとは恐ろしい。

そして彼は、そんな軟弱であるというイメージを
視聴者に植えつけることができたことは、役者として本望だと言っている。

そうでない自分を、そう思わせたのであるから。

役者にこだわり続けた男の生き様。
なるほど、白い巨塔の演技の巧さは、
こういった経験や努力からきていることを実感し、納得した。

 

ふたり (幻冬舎文庫)

ふたり (幻冬舎文庫)



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人生の一手 [読書(エッセイ)]

責任ある仕事がだんだんと任されるようになってきた。
これから自分に必要となってくるもの、それは決断力であると感じた。

何度もタイトルを獲得してきた羽生氏の一手一手の決断力、
いったいどんなことを考えているのか。

実は僕は、将棋のルールこそ知ってはいるが、興味自体はそれほどない。
しかし、人間 「羽生善治」 の人柄と、集中力を尊敬し、
著者の「決断力」から何かを得たいと思った。

羽生氏の決断力は、生まれ持ったものだけではなく、
多くの研究、勉強、そして経験から得たものであった。
そして、ときにはこだわりを捨て、臨機応変に応じる術がある。

その決断力には未来がある。
たとえこの場で通用しなくとも、自分が作った新しい一手は、
将棋界の未来を作るといった気概が感じられる。

将棋の世界にも、流行や新手のようなものがあるらしい。
古い手はすぐに研究されて、廃れていくようだ。
とくにこの情報化社会、とくかく速いスピードでそれが進む。
こんなところにも、情報化社会の影響があったのだ。

自分の場合、よく言えば慎重、わるく言えば優柔不断である。
ときとして大胆な選択はできるが、精神の基礎が慎重なので、
買い物などで後悔することが多い。
失敗は少ないのだが、次来るときまでに決めようとそのときは逃げの結論を出し、
再び訪れてみると、売り切れや、デザイン変更。悔しいことも多い。

プライベートでは、笑ってすませることができても、
仕事での一手の遅さは命取りである。
今は「慎重」の方が、仕事柄プラスである。
しかし、今後、経営の革新に一歩ずつ近づいていくと、
「慎重」より「決断力」の重要性、ウエートがシフトしてくる。

羽生氏のようなまっすぐな一手を、人生の節目節目で打ってみたい。

実は日々、道を右に曲がるか、
左に曲がるかという単純な決断ですら運命を変える人生の一手なのかもしれない・・・。

決断力

決断力


日曜日夕方の憂鬱① [読書(エッセイ)]

仕事に疲れたとき、ついつい気持ちをオフにし過ぎるときがある。
普通ならそれでよし・・・なのだが、
稀に何もしないことに鬱々としてくることがある。

体は休息を求めているのに、頭は働きたがっているのだ。

そんなときは、小説などの楽しめるものではなく、
ビジネス関係の本や、自分の不得意なジャンルの本を読んでみることにしている。
知識が増えている実感があると、不思議と心も落ち着き、充実するのだ。

日曜日の夕方ともなると、昔はそれこそ鬱々しながら、
サザエさんを見る典型的なサザエさん症候群であった。
なにしろ、仕事をする前からの根っからの月曜日嫌々人間。
大学のときですらそうであったのだから。

しかし、この方法での「サザエさん症候群撲滅週間(習慣でもいいかも)」は功を奏し、
読書は、今や僕の日曜日の欠かせない薬である。

さてさて、それではここ最近は何を読んだかと言いますと、
梅田 望夫,&茂木 健一郎 共著の「フューチャリスト宣言」。
最近は、PC・ネット関連に弱くなり、こういった新書もいいのではと購入してみた。

今回参考にしたのは、無料雑誌 R25のレビューである。
このレビューはなかなか使えて、よく参考にさせてもらっている。

中身は未来のネット社会に対してポジティブな考えで構成されている。

この真っ直ぐなポジティブな考えは、気持ちのよい爽快感があった。

もちろん全てが賛同できるわけではない。
別の記事にも書いたが、情報革新、通信革新により、
便利になった分、四六時中仕事に縛られ、結論にスピードが求められる。
僕の場合幸いにも、時間的、物理的には常時仕事に縛られているような職種ではないが、
やはり精神的には縛られていると感じることがある。
ただ、こうしたデメリットを考えても著者の考えは勇気をくれるほど明快で爽快なのだ。

未来は、人と人を結びつける。
一見、ネット社会は、フェイス・トゥー・フェイスの欠落した無機質な社会に思える。
しかし、ネット社会だからこそ、結びつくことが難しかった人間関係も可能となるのだ。

例えば、ある本を読み、その人と会いたいと思う。
知り合いの知り合いの知り合い・・・とたどっても会える可能性は低い。
しかし、ネットを利用すると、直接メールを打ったり、チャットで会話したりできる。
レスが来る可能性だってある。
こうした無限の可能性こそ、情報化社会のメリットである。

そんな中で、現代の問題点というと、情報化社会の未熟さ故、
出会えてはいけない人々が出会えてしまう点である。
自殺サークルや援助交際、現代社会の未熟さ、不整備な点も否めない。

情報化社会の乱用とも言える。
今後、社会全体で少しずつ、多くの調整を有する。

それでも、知への探求、知識の追求、情報化社会は、本当に広がりを持つ。
まずは、手始めに 僕の日曜日の憂鬱 の治療からお願いします。

フューチャリスト宣言

フューチャリスト宣言

  • 作者: 梅田 望夫, 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: 新書

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