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幼き反抗 [村上 龍]

高度経済成長期、過去の日本的文化が崩壊されていく中、
若者たちは、自分たちが何を求め、何に従えば良いのかわからない葛藤を描いている作品。

僕はこの本を読むと、尾崎豊の歌詞と、自分の中学生のときを思い出す。
暴力と反抗がカッコいいものと勘違いし、みんな悪ぶっていた。

しかし、今、街で中学生を見ると、どんなに悪ぶっていても幼いなあと思う。
自分が中学生のときは、周りへの威嚇というものが相当あると思っていたが、
通用したのは同年代の別の学校の生徒くらいであったのだろう。

いかに校則違反の靴や、ベルトを身に着けてみたところで、
大人になってみると、むしろかわいくも見えてしまう。
自分では世間に噛み付いているつもりの反抗も、幼い顔つきで悪ぶってみたところで、
影響力の少ない反抗であったのだったと今になってわかった。

尾崎の歌詞にも、またどんなに反抗しても、経済的にも、精神的にも幼い反抗の限界。
その葛藤を感じる。

自分も確かに、同じころ同じ葛藤を抱いていたと思う。
身体の成長は遅かったが、何故か人より早く、アイデンティティは持っていた。
それ故、普通友人が悩まなくても良いことに悩み、多くの時間を割いてしまったと思う。

心の内を見つける時期は、誰しもがあると思う。
そういった時期は必要だ。
そんなとき、自分に合う本や音楽と出会えることができれば、
きっと大きな財産になると思う。
そのとき、その場でしか感じられない感性というものがあるのだから。

限りなく透明に近いブルー

限りなく透明に近いブルー


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