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子供時代の勘違い [重松 清]

重松 清著 ナイフ
いじめ問題等、社会問題を短編小説で織り成す第五篇。
いじめが遊び、ゲーム化してしまっている子供たち。
当人たちは悪気がないから性質が悪い。

自分の中学生の頃を思い出すと、確かにいじめはあった。
しかも1クラスで1~2名はいじめられていた。
6クラスあったので、延べ10名以上、かなりの数だ。

当時は、本書のようにゲームのような印象があった。
いじめている人間は、悪気はなく、クラスを盛り上げるためにやっているのだなっというくらいだ。
やられている方は、本当に嫌な、キツイ気持ちのはずだ。

大人になってみると、反省することや後悔することばかりだ。
自分の兄弟や子供が同じ目にあったら、盛り上げるためなどと間違った解釈をせず、
真っ先に怒るはずだ。
しかし当時の自分は傍観者。

周りの人間がいじめているという感覚が麻痺していたのだろう。
心の不安定な時期とはいえ、それで許されることではない。

我々が注意できる立場になったら、他人からではなく、自分の身の回りの人間から注意したい。
いじめる方は、そのときは大騒ぎして、大喜びしてやってしまっているが、
必ず後悔する日が来る。傍観者も同じ。

自分の大切な人たちが、いじめられる方はもとより、
いじめる側になり、そういった気持ちにさせないためにも、
日ごろから我々一人一人 が注意していきたい。

昔のように、第三者(見知らぬ人)が悪いことを悪いと注意しにくい世の中であるなら、
逆に身近な人間により注意を向けようという方法だ。

難しいことかもしれないが、注意することも、やさしさなのだから。

ナイフ

ナイフ


学校生活は闘い [重松 清]

重松 清著  エイジ 

通り魔事件の犯人が同級生だった。
主人公の取り巻く環境、「キレる」ってどういう意味だろうか・・・友達がやったこ
とで、自分自身を問う。

中学生は最も多感な時期。
周りに影響されることも多い。
良い友達にめぐり合う、趣味の合う友達とめぐり合う、良い先生、悪い先生。
「自分の人生が変わる」、そういってもいいくらい『出会い』や、『付き合い』の影響は大きい。

僕の中学校生活は、ケンカばかりの生活。
なにしろ周りがケンカケンカ。

漫画では「ろくでなしブルース」や「特攻の拓」が流行し、
ケンカがカッコいいものとして持て囃され。みんなで勘違いしていた。

しかしケンカなどと聞くと、驚かれると思うが、
中一のときは、取っ組み合い。プロレスの技などだ。
中三になると技?も成熟し、シンプルな殴り合いへと変わる。

それでも素人のケンカなんてものは、先に拳を当てた方が勝つ確率は格段に上がる。
しかも身体のできていない中学生では、その程度だ。
下手な関節技などやった方が危ない。
2、3回殴り合えば、終わるし、終われなくても止めが入る。

腕試しでケンカすることが、結果として犯罪者を生まなかったのか、
人を傷つける限界を自然に学んだのか。

たしかに、今の子供たちより、傷つき方、傷つけ方を知っていたと思う。
どちらがいいとは言えないが、なかなか難しい問題だ。
時代が違うと一言で片付けたくはない。
子供の問題を、問題だと認識してしまっている時点で、
子供と異質な大人になってしまったのか。

考えれば考えるほど、わからなくなる。
時として、理解できないことを、理解できないと認識することも必要なのか。
そしてまたわからなくなる・・・。

エイジ

エイジ


父親に聞いてみたいこと [重松 清]

父親が若かった頃、今の自分と出会ったらどんな関係だったろう。
どんな話をしたのだろう。そんな思いを抱いたことはないだろうか。』

こんな本屋さんが書いたPOPに惹かれ、購入してしまったのが
重松清 著書の「流星ワゴン」だ。

僕の場合、父親と中の悪い時期が長かったので、
なおさら興味を惹かれた内容であった。

僕の実家はスーパーで、定休日は月曜日。
おのずと家族旅行はできない環境であった。

小学生の頃、友人たちが親と出かけているのを見て、
とてもうらやましく思った。

どこも連れて行ってもらえない自分が格好悪くって、連れて行ってもらったふりをし、
よく友人に嘘をついたものだ。

そんな環境がチリも積もって不満となり、父親とは口を利かなくなったのだ。
しかし僕の場合、社会人経験を得るごとに、
働くことの大変さ、その意味がわかっていき少しずつ雪解けしたのだった。

この本の親子を見ると、お互いを理解していくのが心地よくも、もどかしい。
強く頑固であるはずの父親にも、自分と同じように弱さや葛藤があったのだ。
やっと理解できた主人公の気持ちが、苦しくもせつなく感じる。

これから読もうとしている人は、父親になる前に読んでほしい。
僕はまず子供の気持ちで読み、子供ができたら今度は父親として読んでみたいと思う。

父親は僕に対して、どんなに腹を立てても一度も手を上げなかった。
もう少し理解しあえるようになったら、その理由を聞いてみたいと思う。

みなさんも、大人になった今だからこそ父親に聞いてみたいことってありますか?

流星ワゴン

流星ワゴン


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